記事投稿日:2019.05.28
企画の一連の作業において、「③状況判断」を基にして、「④SWOT分析」・「⑤基本構想・コンセプト」を検討することは、最重要な作業です。このステップを誤れば、企画そのものが暗礁に乗り上げることになります。
[企画シートのレイアウト](現物はA3判)
① 主題 | ||||
② 背景・ニーズ・目的 | ③ 状況判断 | ④ SWOT分析 | ⑤ 基本構想・コンセプト | |
⑥ 目標 ⑩実績 | [完了時の姿] | |||
⑦ 成功要因・ハードル解除 | ⑧ 実現のための具体策 | ⑨ スケジュール | ||
「⑤基本構想」への流れ
基本構想を確立するためには、「③状況判断」が的確になされていなければなりません。すなわち三現主義に基づく問題の把握・因果構造の検討により、問題が生じた因果関係の解析がなされていることが必要条件となり、基本構想を確立する「④SWOT分析」が成り立ちます。
すなわち、「④SWOT分析」は「③状況判断とその判断の基になった問題群」を「⑤基本構想」へ結びつけるため、視点を変えて検討することです。
SWOTからクロスSWOT分析へ
「SWOT分析」で、強み・弱み・機会・脅威を捉えた上で、下図に例記したように、「強み・弱み」と「機会・脅威」をクロスさせて企画の方向性を検討します。
. 外部
. 環境 内部 環境 |
機会
① ○○顧客のニーズ ② △△顧客のニーズ |
脅威
① 競合△社のB製品 ② ・・・・ |
強み
① 核商品A ② アフターサービス |
1.・・・・・
2.・・・・・ (強みを機会に生かす方策) |
・・・・・ |
弱み
① 顧客構造 |
・・・・ | ・・・・・ |
クロスSWOT分析の最大の目的は「⑤基本構想・コンセプト」すなわち、「上図のイエロー部分の方策を用いて、あるべき姿を、期限付きで達成すること。その企画作業を貫く活動方針」をもって基本構想・コンセプトとし、企画の目的を達成する土台を形成することです。
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