記事投稿日:2019.05.22
企画を実施するには、キーワードを利用すると、より高いレベル・より効率的なプロセスと結果が得られます。
このコラムでは、図の「企画シートのレイアウト」の項目全体を俯瞰して、キーワードの活用方法を見てみましょう。
[企画シートのレイアウト](現物はA3判)
① 主題 | |||||
② 背景・ニーズ・目的 | ③ 状況判断 | ④ SWOT分析 | ⑤ 基本構想・コンセプト | ||
⑥ 目標 ⑩実績 | [完了時の姿] | ||||
⑦ 成功要因・ハードル解除 | ⑧ 実現のための具体策 | ⑨ スケジュール | |||
キーワードの種類と活用ポイント
キーワードは次のように活用目的に応じて、使われます。
キーワード活用目的 | 企画シート対応項目 |
[企画作業全体の基本的指針] | ①~⑨の全項目 |
[戦略構築] | ④SWOT分析
⑤基本構想・コンセプト |
[表現・可視化] | 完了時の姿 |
[問題発見・判断・課題解決] | ②背景・ニーズ・目的
③状況判断 |
[目標設定・評価] | ⑥目標
⑩実績 |
[工程・手順の改善・改革] | ⑦成功要因
⑧実現のための具体策 |
今回は上記の内、[企画作業全体に基本的
指針]を与える2つのキーワードについて解説させて頂きます。
Ⓐ【三現主義】現場(現地)で、現物を見て、現実に即して判断する。 |
問題が生じた時、その問題現象について的確な判断を下すための指針を示すキーワードで、この三現主義に基づく判断は、以後の問題解決に当たって欠くべからざる事柄です。また、企画の全作業において、問題が生じた時も三現主義に基づいた判断を徹底すべきです。
【共創:Co-Creation】異質な個が融合して新しい知を創出する。 |
チーム活動において、個々のメンバーが持つ異質な知識・技術・技能をうまく融合させ、新しい課題解決策を導く考え方を全プロセスで活用することが出来ます。
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