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2019年4月11日 企画のあるべき姿

「企画のあるべき姿」とは、企画業務において、下図の⑤基本構想・コンセプトの完了時に注目し、あるべき姿を、誰にもパッと見て分かるように“見える化(可視化)”することを言います。

それは、企画案の提案・承認を得たり、関係者に説明する際に、企画の価値を訴求するコミュ二ケーションを大きく促進する役割を果たします。

[企画シートのレイアウト](現物はA3判)

主題
背景・ニーズ・目的 状況判断 SWOT分析 基本構想・コンセプト
目標    ⑩ 実績 [完了時の姿] 見える化
成功要因・ハードル解除 実現のための具体策 スケジュール

“見える化”の方法

“あるべき姿の見える化”は、主に次の目的に応じた方法を用います。

活用目的 “見える化”の方法例
①  企画のありたい姿を説明し、上司の関心を引き出し、承認を得たい場合。 ・ビジネスモデルを取引関係のスキーム(取引手順・課金・回収など)を図示して表示。
②  商品開発の企画提案の場合。 ・開発商品のカタチと機能を図解説明。

・開発品モデル作成。

③  現状の問題点の重要性・解決の困難性を説明し、上司の支援を得たい時。 ・パレート図・ヒストグラムなどで可視化、問題の重要性を説明。

・写真・図解などで問題の技術的ポインを強調。

“あるべき姿の見える化”が失敗する時

①  “見える化”の効果に頼りすぎ、基本構想・コンセプトから的確にあるべき姿を可視化する作業を軽んじた場合。

②   達成した結果を“見える化”する際、関係部門(特に実施部門)や、プロジェクトチームメンバーとの合意形成が不十分な場合。言いかえればプロジェクトリーダーや、担当者の“焦り”や“希望的観測”が生み出す現象とも言えます。

経営者・管理者の留意点

“見える化”は、企画案の承認を得たり、ステークホルダ―の支持を得るなど、経営に失敗を避け、効果的に活用するよう指導したいものです。

掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。
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