記事投稿日:2018.09.19
多くの企業で、目標設定会議が行われており、その目的は、社員の経営への参画意識向上と自らの目標設定に主体的・挑戦的に取り組む意欲・仲間との協力関係を高めることにあります。そこで部門別に開催する具体的な方法について述べます。
目標設定会議のファシリテーション
・ファシリテーター(F)・記録係(R)を決めておく。
・出席者全員を関連のある仕事別などで、2~6名の小グループに分けておく。
目的 | 方法・留意点 |
① 経営計画の説明 | ・説明内容について、各自が具体的な疑問点を挙げておくよう要請(F)
・経営計画・目標と背景、設定理由を説明(F) |
② 経営計画の理解促進 | ・小グループ別に疑問点討議(5分)
・各小グループの代表者が順に疑問点を発表 ・類似・関連疑問点を板書・整理してくくる(R) ・回答・補足説明(F) |
③ 組織目標設定へ参画 | ・小グループ別に、自部門の組織目標(目標・達成基準案、個人目標・PJ目標の区分(20~30分)
・各グループの組織目標案を模造紙に記入、発表 ・小グループ別に他グループの提案に対する疑問点・指摘点討議(5分) ・疑問点・指摘点発表 ・回答・補足説明 ・類似目標案をくくる(F) |
④ 合意形成 | ・小グループ別に、組織目標案に対する採点討議(5点法・5分)
・各グループ発表、採点記録(R) ・上位目標案の採点結果確認(F) |
⑤ 次ステップ説明・要請(F) | ・後日、部長が組織目標を決定、発表
・各自個人目標、PJ目標を検討しておくよう要請 |
上記の手順では、全員が同時に見て、比較できること、全員が発言することが大切です。
掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。