記事投稿日:2018.07.03
ビジネスにおいて「思考すること」は不可欠ですが、私達は時として、思考停止状態に陥って困惑してしまうことがあります。
行動につながらない思考停止は、何も生み出すことが出来ない不健全な状態であり、仮にプロジェクト推進の途中で思考停止が生じれば、それは納期遅れや挫折につながりかねません。
「思考」と「行動」の相互作用
「思考」と「行動」には相互作用があり、両者を積み重ねながら目標達成へ向けて成熟して行く性質をもっています。
すなわち、「思考」と「行動」のスパイラルが生きたアイディアを生み出す力を持っており、「行動」は「思考」の芽を伸ばす触媒となっているのです。
目標管理制度の運用など、全てのビジネスでは「思考」と「行動」のスパイラルを、PLAN―DO―CHECK-ACTION(または、PLAN―DO―SEE)の管理のサイクルを利用しつつ、目標達成を図り、成果をあげようと努力します。
そのプロセスで、しばしば生じる問題は、難しいPLANの段階で、うまく考えがまとまらず、思考停止状態に陥り、DOに移れないことです。
[管理のサイクル]
「PLAN-DO-CHECK-ACTION」の繰り返しで目標・計画を達成する。
PLAN :目標・改善計画を立てる。 DO :PLANに基づいて実行する。 CHECK :実行の結果をチェックする。 ACTION:CHECKの結果から、目標・計画を修正する。 |
経営者・管理者の留意点
目標管理において、PLANの段階で思考停止状態に陥った時は、あえてPLANから離れ、DOに移って、『動きつつ考える「思考」と「行動」のスパイラルを活用すること』です。目標管理などのプロセスを見守り、このような障害に対処しましょう。
掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。