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2017年1月27日 意味構造の使い方

「意味構造」とは、文章表現では説明が難しい複雑な問題・課題・提案について、意味する構造(因果関係)を分かり易く可視化する図解表示のことを言います。

例えば、図示したように、ある複雑な問題の因果関係について、最終結果と根本原因、その間に存在する中間的結果(中間的原因ともなっている)で図解表示することができます。

意味構造図解の活用法

このような図解は次のような場合に活用します。

①複雑な内容を持った問題を解決するため、原因と結果の因果関係を鮮明にとらえたい。また、上司や関係者に分かりやすく説明、報告し、理解を求め、対策を的確に進めたい。

②新製品開発など、新しい提案を行う際、市場・顧客のニーズ変化・自社の製品・技術の現状と開発課題、開発方法・技術開発の必要性、予算などを分かりやすく説明、提案し、承認を得たい。

意味構造図解の利点

意味構造図解には次のような利点があり、担当社員を助けてくれます。

意味構造の図解表示例(問題発生原因)


①問題・課題解決の基礎となる、現状を鮮明、かつ論理的にとらえさせてくれる。

②創造的な解決具体策の創出を助け、有効な解決の糸口を与えてくれる(特にチームワークの共創に有効)

③問題・課題や対策の必要性について、上司・関係者に鮮明、かつ論理的に説明できるので前述の通り、提案目的を達成する主要な道具になる。

意味構造活用の留意点

意味構造の原点は、川喜田二郎氏が開発した「KJ法」で、現場にある“生データ”を収集し、それらを帰納法で順次一段階ずつ抽象化し、5~6つに要約して因果構造として把握する点にあります。この“生データ”の収集は“三現主義“の原理ともなっている点に留意して活用したいものです。

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