記事投稿日:2016.03.25
企画提案文書を作成しようとする場合、役員など、提案する相手に分かりやすく、ポイントを要領よく記述する必要が生じます。ここでは、その実務的な内容配分(分量配分)の方法を解説致します。
内容配分計画・記述方法
①企画書全体分量の見当をつける。
「4~5ページ、40行/頁」は通常の企画提案書として普通の分量と言える。(重要で複雑な提案内容なら6~10ページの分量が考えられる)。
②内容配分計画を立てる(提案書の項目別ページ配分・行数換算を行なう)。全体分量がワードA4・40行/頁、で合計4ページ(160行)の計画例は表に示した通り。
③ページ・行数配分計画に従って、部分ごとの記述を行なう。単純明快な記述を行なうため、箇条書き、比較表を使ったり、詳細な説明が必要な場合は、別紙を添付する。また、写真を張り付ける、試作模型を持参する等“見える化”する。
[留意点]
企画内容の検討、全体分量の見当や、ページ配分は、企画書作成の経験から得たスキルや洞察力を必要とします。
管理者や、場数を踏んだ先輩は初心者・後輩に、能力開発策として企画書の作成を体験させ、OJTを行なうことが必要です。
[企画書の内容配分計画例]
No. | 企画書の記述内容
|
ページ配分 | 行数配分 |
タイトル | 10% | 16行 | |
1 | 目的
前回の反省点と対策を含む |
||
2 | C:Concept
企画のポイント |
10% | 16行 |
3 | T:Target
ターゲット及び目標 |
10% | 16行 |
4 | T:Tool&Event
“見える化”してアピールする具体策 |
40% | 64行 |
5 | 予算 | 10% | 16行 |
6 | P:Process
準備等実行方法、結果確認までのスケジュール |
20% | 32行 |
合計 | 100% | 160行 |
掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。