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2014年5月16日 新事業開発の発想法

事業展開に行き詰まり感がある時、現在うまくいっている事業に、さらに新しい事業展開を加えて収益源を増やしたい時など、従来の発想とは異なる全く新しい発想で事業開発に取り組むことが必要になります。

以下、その手順の概要を述べます。

新発想創出の基軸

新発想を創出する基軸となるのは次の2点です。

① 発想の仕方:自社の「強み」を市場にある「機会」に生かす方針とする。(SWOT分析のS・O)、

② チーム編成:自社の事業に対する問題意識と改革意欲を持つ、中堅層以上の優れたメンバーで新事業創出チームを編成する。(トップを含め、合計で2~6名)

新発想の手順

経営者が主導し、チームとして行なう新発想の手順概略は次の通りです。

① 新事業の必要性、発想の仕方・手順をメンバーに説明、理解してもらう。

② 自社事業・商品・サービスの機能・販売実績などから現状の「強み」をリストアップする。(根拠となる事実があること)。

③ 市場動向の観察から、「新事業展開の機会」をリストアップする。

④ 「弱み」と「脅威」は補完的に取り扱うので、しっかり捉えておく。

⑤ 「強み」を「機会」に生かす組み合わせ発想で、新事業のアイディアを複数発想し、文書表現で単純明快に可視化する。

[可視化表現の例示]

「○○顧客の△△ニーズに応える□□機能を持った商品の開発、販売」

⑥ 複数のアイディアについて、メリット・デメリットを比較、検討し、最終的にトップが決断、決定する。

トップの留意点

新しい事業案は、社員の年齢、性別に関わらす、実際に商品・サービスを使う立場にあるメンバーの発想が有用です。例えば生活用品・サービスの開発なら、女性メンバーの参加が不可欠です。

また、はじめから100点満点でスタートできることは稀です。60点程度以上で開発に着手し、動きつつ考えて完成度を高める実践的姿勢が必要です。

掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。
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