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“現場力”を磨こう!

 “現場力”とは「企業の現場における自律的問題解決能力」とされており、この能力が高い企業は、各部門・職種それぞれに高い自律的問題解決能力を持っていますから、企業全体として複数部門間で連携する問題解決能力も高い、と言えます。

 このような組織は、トップの問題提起があれば、言わば「打てば響く問題解決」が関係部門の自発的協力で遂行される“現場力が高い、頼もしい組織”です。

“現場力”を磨く方法 

 組識の“現場力”を高めるには、モノづくりの現場と、企画・研究開発・技術等知識労働の現場で、それぞれに適した方法をとる必要があり、一般的には次の方法があります。

1.モノづくりの現場
 作業標準や検査・チェックの基準が整備され、仕掛品がそれらを外れた時、リアルタイムに「見える、音がする」ことによって、ただちに異常を感知し、処置をとる。

2.知識労働の現場
 知識労働のステップごと(例えば基本設計の大きな区切りごと、詳細設計の大きな区切りごと)に、品質・コスト・環境適性・生産技術面などの自主チェックポイント、上司のチェックポイントを設定して、異常を検出し、対策をとる。

3.営業の現場
 商談の場が営業にとっての現場であり、初訪から提案、見積提示、ハードル解除、クロージングなど重要なステップごとに、成功基準を設定して、営業担当者のセルフチェック、上司のフォローアップ・アドバイスなどから問題を検出し、対策をとる。

注意すべき“現場力”のあり方 

 開発部門など知識労働の現場では、顧客ニーズに関連する問題の場合、営業の現場を知る必要があり、営業担当者とともに商談の場に同行したり、場合によっては納入予定商品を使う顧客の現場担当者に直接アクセスすることも含めて“現場力”と考え、行動しましょう。

 また、開発部門が、製造部門の工程に関する問題の場合、現場や設備の現物、現場担当者の知見を直接見聞きした方が、的確で早い対策がとれるなど“現場力”が向上します。

 

掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。
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