記事投稿日:2010.02.24
長期間(例えば3カ月以上)かかる業務は、目的を達成するまでの作業が入り組んで、的確に進捗管理をするのは中々難しいものです。また、例えば新製品開発・改良、営業方法の改善など、複数の業務を同時に進めていると急速に進捗管理が困難になりますし、通常誰もがやっている「手帳によるアポ管理」では的確な管理は難しいと言えます。
「便利な簡易PERT(パート)」
複数の長期間業務をうまくスケジューリングして、分かりやすく管理するのに便利なPERT(パート)と云う手法があります。それにもいろいろな表示法がありますが、ここでは簡易にADM(アロー・ダイヤグラム・メソッド・矢線図)使う方法を下図でご紹介します。
【テーマ:○○のスケジュール・矢線図】
この図の「A」は始めに着手する作業、「M」は完了時の作業、B~Lはその途中の並行作業のつながり、○は作業の連結点を示します。また、点線の矢印を架空作業(ダミー)と云い、実際の作業ではなく、作業の前後関係だけを示しています。
簡易PERT図の作成手順
次の手順で作成します。
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テーマ別に、この図で段取り計画を立て、役割分担を決めて管理すると、各テーマの進捗度合が分かり易く、複数のテーマも混戦しないで管理できて便利です。タイム・マネジメント改善のために活用して見ては如何でしょう。
お試しに、「奥様との旅行計画」に応用すると、夫婦円満と手法習得の一石二鳥の効果が期待できますからお勧めです。
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