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2015年4月30日 目標達成プロセスの設計

目標管理シートは、主に目標と達成基準を設定、記述するために使われ、多くの場合、目標達成プロセスは記述されません。

しかし、目標設定に当って達成プロセスが設計されていないと、達成阻害要因が生じたときに、プロセスのどこまで戻って対処すべきか、などの判断が難しく、混線状態に陥りがちになります。

目標達成プロセス設計法

達成プロセスが設計されていない場合、一般には次の二つの方法のどちらかで設計します。

①ブレークダウン法

目標達成基準と現状との差を記述し、その差を埋める具体的な行動にブレークダウンして順序付け、プロセス化する。

ブレークダウンを行なう方法は、現状から達成基準に到達するために必要な行動をリストアップする「前進法」と、達成基準から現状へ向かって必要な具体的行動をリストアップする「後進法」があるが、どとらも「すぐに着手できる具体性を持った行動」へブレークダウンすることが重要。

②行動先行法

目標に向かって、気付いたことから行動し、動きながら考え、達成プロセスを見つけだす。

①と②のどちらを選ぶかは、好みの問題ですが、②の方法では、無駄や混乱が起こりやすい点に注意が必要です。

重要な目標達成プロセスの場合

戦略目標の達成など、重要な目標達成プロセスの場合は、その目標設定の元にある「目標達成企画」が的確に構築され、企画のニーズ・現状の保有知識・技術・自社の強み・弱みなどの分析、コンセプト、成功要因の分析と獲得するための行動、ハードルとなる要因の分析と対処するための行動がブレークダウンされ、プロセスとして設計されている必要があります。

すなわち、基本的に企画そのものの出来具合がプロセス設計に影響します。

経営者の留意点

過去の目標未達要因を掘り下げて、目標達成プロセスの設計に問題があると判断した場合は、上記の方法を指導するなどの対策が必要です。

掲載日時点の法令等に基づいて記載しており、最新の制度と異なる場合があります。
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